第3期始動と盗難事件について
2026.3.3
その日は朝から疲れていた。
土曜は遅い時間まで現場仕事、日曜はトンボ帰りの福岡出張で、こちらも戻りは遅く
月曜日だというのに頭の中は、ぼーっと膜が張っていた。
午前中バタバタと事務作業をこなし、さて午後のアポに行くかと裏口の駐車場に回って私は声を挙げた。叫声、と言ってもいい。
あろうはずの愛車が忽然と消えていたのである。
咄嗟に私は、
「盗まれたっ!!!!!」と思った。
「警察に電話・・・・いやその前にクライアントに遅刻の旨を伝えなくては!!!」
とパニックに陥ったものの、、、いやいや、ちょっと待てよ。である。
まじで、ちょっと待てよ。
私の愛車は2年ほど前に購入した、一応新車である。
高級車と呼べるほどの車ではないが2ドアタイプのドイツ車で、いわゆるスポーツカーの部類に属する。
フォルムも中身も、海外需要が高く盗難被害の多いランクルやアルファードとは真反対のシロモノである。
セキュリティーに関しても乗ってる本人が不便を感じるほどガッチガチで、当たり前だが鍵がなくてはどこへも行けぬ。
ちょっとした不手際やメーカーで定められたルールを犯すと直ちにインロックがかかってしまい、お手上げ状態。
恥ずかしながら、過去にはJAFを呼んだ経験だってあるくらいだ。
そんな車が、
この安全な、社会秩序が保たれている日本で、
無くした財布だって鍵だって見つかる日本で、
しかもしかも、ここは東京でも大阪でも愛知でもない(東京と大阪と愛知の方ごめんなさい)
地方の片隅の、喧騒とは無縁の熊本市内で、
そう簡単に盗まれるか?
いや、盗まれん。
冷静さを取り戻した私は、ぐるぐると記憶を呼び起こした。
遡ること、先週の金曜日。
極寒のスタジオを改装すべく弊社は年度末の大工事を行なった。
来年の冬に備え、業務用の大きなエアコンを購入しキッチン側に取り付け、キッチン側のエアコンを奥の事務所スペースへ移設。
事務所スペースのエアコンをスタジオから徒歩15分の自宅マンションへ移設。
エアコンはデカいわ、天井は高いわ、マンションは11階だわ、1日がかりの大工事で職人さんも6〜7名ほどが出入りした。
もちろんスタジオには駐車スペースが無いので工事が始まる際、私は自分の車を近所のコンパーキングへ移動させた。
これすなわち、金曜日朝8時。
盗難事件(盗難言うな)は翌、月曜日午後13時。
盗まれたのではないと安堵する間もなく、身震いがして青冷めた。
停めたコンパーキングには確か打ち止めシステムはなかったはずである。
イッタイ、イクラヨ?
降りしきる雨の中、トボトボと歩き、コインパーキングにひっそりと佇む愛車を見たときは失恋でもこうはあるまいというほどの深いため息が漏れた。
嘘でもなんでもなく、油断すれば危うく涙さえ、流すところであった。
現金精算のみであったパーキングは1万円札が使えず、私は再び10分ほど離れたコンビニへと向かい現金を降ろした。
時間がなくなり、帰りは公園を突き抜け近道をしようと試みた。
そして、ありえないほど道に迷った。
これが、2026年3月2日。
折しも株式会社ナッツカンパニー第3期始動の日の出来事である。
前途多難という言葉で片付けるにはあまりに不吉、と思いはしたが、こんなことは面白おかしく語ってなんぼ。
もし、読んで笑ってくださった方がいらしたら本望である。
今年度より管理栄養士2名体制となるナッツカンパニー。
より強靭な組織で、真摯に、誠実に。
みなさまに喜んでいただけるサービスをご提供すべく精進してまいります。
第3期も「美味しい企てご一緒に」
どうぞよろしくお願いいたします。




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