栗と撮影と私 ~1カ月を終えて~
2024.10.11
ナイフで切ったように夏が終わり、一抹の寂しさを覚えます。 夏に飽き飽きしていたのに、いざ秋になると懐かしんでしまう。 そんな冬のように寒いこと言う私に春は来るのか、藤川です。 先月ナッツに仲間入りし、1カ月が経ちました。 以前のブログでもお伝えしたように、私は前職では税理士法人に勤めていました。 今回は、1カ月で経験した「ナッツのお仕事」をダイジェストにしてお送りします。 この1カ月で私は 栗を茹でたり スチール撮影に挑戦したり 天草でドラマの撮影に立ち会ったり (こちらは撮影現場近くの世界文化遺産崎津天主堂) というふうに様々な経験をさせていただきました。 もちろん他にもたくさんありますが、今回は割愛します。 こちらは撮影用の栗を煮沸消毒している様子です。 ついこの間まで数字に頭を煮詰めていた人間が、今度は栗を煮詰めている。 人生とは何があるか分からないものです。 この一見地味に見える作業でも、衛生的によりよい撮影のために欠かせないこと。 撮影というものは、あらゆる角度からの綿密な準備のうえで成り立っているのだと。 栗風味の湯気に当たりながら、そんなことを考えたのでした。 ナッツではよく「次に何をするか」を考えながら行動することを求められます。 調理からの撮影のときなど特に。 当たり前ですが、料理が一番美味しそうに見えるのは「できたて」 それはつまり、短時間で最高の状態を押さえないといけないということ。 湯気が立っている間に 日の光がちょうどよいうちに バターがほどよく溶けている時に シャッターを切る。 その瞬間を逃さないために、たとえ補助であっても効率的な動きは不可欠なのです。 何をするにも要領の悪い私は特に苦労しています。 あと一つ目が欲しいところ。あと手も、あわよくば頭の回転も。 そう願っても手に入れることはできないので、今ある自分の質を高めていく所存です。 外部の方と一緒に入る現場は、また違った緊張感があります。 というのも現在ナッツは、NHKプレミアムドラマ「トゥルー カラーズ」の撮影に携わらせていただいております。 舞台は天草、そしてヒロインは熊本出身の倉科カナさん。他にも宮崎美子さんや、渡辺謙さんなど豪華俳優陣が出演されています。 ナッツは朝食や夕食シーンにおける、料理の手配やスタイリングを担当しています。 地元住民の方々のご協力もあり、天草の郷土料理を織り交ぜた、リアルでかつ美味しそうな食卓を演出することができました。 まだすべての撮影は終わっていないのですが、本当に天草の人の温かさに救われる現場だったと感じます。 そんなドラマ「トゥルー カラーズ」は、来年2025年1月にNHKBSプレミアムにて放送です。 ぜひ皆さんご覧ください。 https://www.nhk.jp/g/blog/mabhy_17f/ (NHK「プレミアムドラマ「TRUE COLORS(トゥルー カラーズ)」制作開始」) …と、さりげなく宣伝させていただいたところで この現場は私にとって、大変いい刺激となりました。 俳優陣の方々の名演を拝見できたということもあります。 しかし、何より撮影スタッフの方々の無駄のない動きや、真剣なまなざし。 たった数秒のシーンに数時間もかけるこだわり。 たくさんの「プロの仕事」を間近で見ることができ、胸が高鳴りました。 残り1回の撮影も、少しでも自分の糧にできるよう、前のめりで臨みます。 余談ですが こちらは撮影で使用する料理用のパスタ生地です。 初めてにしては妙に上手く作れました。 どうやら自分にはパスタ生地をこねる才能があったようで、それを知れたこともよい収穫(?)です。 長いようであっという間だったこの1カ月間。 まだまだ改善すべきことばかりの未熟者ですが、 少しでも早く成長できるように精進してまいります! それでは、またお会いしましょう!
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