いつもナッツカンパニーのブログをご覧いただきありがとうございます。

代表の渡辺です。

 

今回は、くだらないオチも、キレキレのギャグも一切なし。

至極真面目なご報告です。（すみません）

 

 

ナッツカンパニーはこれまでの個人事業としての「Nut’s Co.」を改め

令和6年6月3日をもって新たに「株式会社ナッツカンパニー」を設立することとなりました。

 

つまり、法人成りということです。

 

これもひとえにこれまで支えてくださった皆様方の温かいご支援のおかげと心より感謝申し上げます。

 

 

正直なところ、50歳の起業というのは、なかなかの勇気が必要でした。

 

法人化して、スタッフの働く環境を安定させたいという思いは強くありましたが

 

あと何年元気に働けるかも分からないのに、ここでめいいっぱいのギアを上げ法人成りする必要があるのか

 

元々確固たるビジョンや大義があったわけでもなし

運と出会いと時代の流れのおかげで少しばかり忙しくなっただけ

乏しい才能や能力の無さは何も変わってないじゃないか

 

本来、法人成りというのは希望に満ちた第一歩なのに、珍しくネガティブに陥ったのは嘘ではなく本当の話です。

 

 

 

では、最終的な決断は何かと言われると

 

 

 

正直今でも分かりません。

 

 

 

 

 

これまでも、自宅では手狭になったからスタジオを構え

人が足りなくなったからスタッフを採用して、と私の行動は全て後手後手でしたが

結局はその延長で、個人事業主では仕事がやりづらくなってきたから法人化する

ということだけのような気もします。

 

数年前から何度も読み返している大好きだった作家、故山本文緒さんの”なぎさ”という小説の中で

登場人物の所さんという老人が

 

「自分の意志で決めて動いているようでも、ただ大きな流れに人は動かされているだけだ。成り行きに逆らわずに身を任すのがいいよ。できることはちょっと舵を取るくらいのことだ」と語る場面がありますが、

このセリフはずっと前から心に残っていて、付箋を貼っていました。

 

今の私はまさにそんな心境です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しく誕生する【株式会社ナッツカンパニー】はベンチャーもベンチャー、超ウルトラベンチャーです。

 

熊本には他にない、もしかすると九州でも珍しい

企画→レシピ開発・商品開発→料理撮影までを、自社でワンサイクルで行う食のクリエイティブカンパニーであり、

本来裏方家業であるにも関わらず、ご依頼があればヘアメイクバッチリでメディアにもちゃっかり出演するという稀有な会社です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンチマークになる会社は存在せず、

毎日が手探り、3歩進んで2歩下がるという昔の演歌（365歩のマーチ♪昭和人間の応援歌）を地で突き進む弊社の企業理念は

 

 

 

【美しい食とその先の歓びのために】

 

 

 

 

お取引先様、関係者の方には改めて書面にてご案内をお送りさせていただきますが、

支えてくださっている皆様に少しでも恩返しができるよう

食の発展のためこれからも一層の努力を重ねていきます。

まずはこちらにてご報告申し上げます。

 

これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

株式会社　ナッツカンパニー

代表取締役　渡辺夏子