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49歳の総括

2023.11.24

誕生日を迎えると私は毎年、突然の年末感に襲われる。

 

黄金色に染まるいちょう並木を愛でながら、

この一年はどんな一年だったかなあと振り返り、

来年はどんな年にしたいかなあと考える。

 

 

 

前回の辻脇のブログに引き続き誕生日ネタで恐縮だが、

 

40代最後の一年がどんな一年であったか、ナッツカンパニーの代表として過ごした49歳の一年を振り返ってみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

webサイトやブログをご覧になったことのある方はある程度ご存知だと思うが、この一年、ナッツカンパニーは様々な新しいことにチャレンジした。

 

 

 

 

 

 

まずはなんといってもレシピの動画制作である。

 

 

時代の流れとして、レシピ提供の際の納品がテキストや写真だけでは難しくなっていることは数年前から感じていた。

 

今は携帯の進化により、TikTokやインスタなど、SNSの世界でも素人のレシピ動画は散乱している。

映像自体は誰でも簡単に作れるとはいえ、、趣味で作る動画とクライアントワークとして納品する動画は、天と地ほども違う。

 

専門の技術、専用の機材、そして何より本数をこなせる組織の体制を整えることに不安があり、ナッツとして映像の分野に踏み込むことには二の足を踏んでいた。

 

 

 

しかし、

”レシピを考案し、料理を作ることができる”だけでは、

食の開発やプロデュース、演出などをトータル的に行う食のクリエイター組織として、

事業を存続、成長させることは難しい。

 

 

ましてや、ここは地方都市熊本で、フード案件そのものの”タマ”が限られているのである。

 

 

 

 

 

これまでのナッツは、レシピ動画であれば撮影は制作会社、私たちはその調理の部分だけをお手伝いさせてもらうということが多かったわけだが、

 

 

もし、レシピ考案・商品開発・調理・撮影・編集を丸ごとワンサイクルでこなせるようになれば

他社との差別化を図ることができ、組織として安定した売り上げに繋がるのではないか。と考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸いスタッフは趣味で動画を作っていたし、芸術大学で写真も学んでいる。

 

決して簡単ではないが、

新たなことに着手しなくてはこの組織は数年後、確実に終わるんである。

 

 

 

 

 

 

 

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も。

 

 

 

 

 

 

 

49歳にして、私は、のるかそるかの大博打を打った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、いざ始めてみると、当たり前だが、これが全くうまくいかないのである。

 

元来、ナッツスタジオは動画を撮り始めることなど想定せずに作っているので

いかんせん光は回らないわ、撮影する場所は限られるわ、撮り終えた完成動画は求めている映像とはほど遠い。

 

何か違うということはスタッフも皆わかっても、そもそも論として正解を教えてくれる先生がいない。

 

 

プロとしてお金をいただいている以上、「やったことがないので、これくらいのクオリティで許してください」というわけにはいかず、

 

この一年はとにかく皆で知恵を出し合い、練習に練習を重ね、あーでもない、こーでもないを繰り返しながら研鑽を積んだ。

 

 

一台、二台とカメラは増え、照明も増え、三脚も増えた。

 

そして当然、お金は減った。

狭いスタジオは機材で溢れかえり、私は今でもしょっちゅう物につまずいて転んだり、頭をぶつけたりしている。

 

 

 

 

 

 

 

スタッフの諦めず目的を追求する粘り強さのおかげか、私のタンコブのおかげか、最近ではスタッフそれぞれが着実に腕を上げてきており、クオリティも作業時間も始めた頃とは雲泥の差になってきた。

 

 

 

何より嬉ししいのは、レシピ考案〜動画提供という流れが、ナッツの事業の中でも大切なひとつの柱となりつつあるということである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、これはナッツの力だけではない。

 

映像の世界へ足を踏み入れた私たちのことを、快く応援し、尽力してくださった方もいた。

ここで名前を明かすことはできないが、本当に心の底から感謝している。

この場を借りてお礼を申し上げたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、この一年はスタッフがせっせと更新してくれたインスタやこのブログ、放置状態にあったWebサイトが息を吹き返したことにより、少しづつ世間の知名度も上がってきたのだろう。

イベント参加や、登壇などの機会も増え、しみじみ振り返ってもところどころ記憶が曖昧なほど忙しくさせていただいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い返せば、それなりに辛いことや困ったことも多い一年ではあったが、50歳という節目の年齢を周りの方のおかげで、このような感謝の気持ちで迎えられたことはやはりとても幸せなことだと感じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生100年時代が本当にやってくるとするならば、50歳はピッタリ折り返し地点。

 

 

 

 

 

50代はもう少しゆったりと、という気分に・・・・なるはずもなく、

代表としてこれからの一年は、益々ギアを上げていかなければならないと感じている。

 

 

 

 

 

 

 

50歳を迎えても、元気に楽しく、若いスタッフ、まあまあ若いスタッフ共々駆け抜けて参りますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脱力。真面目なブログの疲れることよ・・・・。

 

 

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