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カリスマアシスタント爆誕の秘話

2023.9.15

どんな小さな肩書きであっても、その道の「プロ」というのは存在すると信じて止まないカネエです。

おはようございます。

 

ずばり、カリスマ美容師という言葉が流行った世代ですが、
例えば私で言うなら今はママですし、過去はOLでした。

 

「カリスマお母さん」とか「カリスマ事務員」みたいな言葉ってあまり聞きませんが、私はそういう一見平凡そうに見えるところで、縁の下の力持ち的に力を発揮するということに昔から魅力を感じるタイプのようです。

 

そしてなんと、ミツボシもツジワキも「私もそうです」と言うので、まさにここナッツカンパニーはカリスマアシスタントの宝庫となったのです。

 

今となってはナッツカンパニーも、それぞれに得意とする分野が自然と出来、ワタナベがそこを見抜いてそれぞれに役割を与えたことにより、専門的に発展してきたのですが、

そもそも振り返ると、当初スタッフは全員「皿洗い、野菜の切り出しやその他雑務」という役割で”渡辺夏子のアシスタント”として仲間入りしてきました。

 

あるときワタナベに「いつまでもアシスタントしててもつまんないでしょ」と言われ、はたと考えました。

 

たしかにアシスタントと言えば「カメアシさん」とか、「ADさん」みたいな、ゆくゆくはやっぱりメインのカメラマンだったりディレクターになることを目標に、下積みのような感覚でいる人たちのことなのかな?と。

「ということは私がいつか夏子さんの座に?ないない!」と一人つぶやいたわけですが、
Weblio辞書によると「assistant」とは他の人の仕事を手伝ったり、サポートする役割を担う人のことだそうで、とてもしっくり来ました。

 

 

ナッツに来たばかりの頃はテレビの収録のお手伝いが多かったので、アシスタントは影武者!と毎回思い、なるべく音を立てないように、息を殺して過ごしたものでした。(このおしゃべり好きの私が)

 

そして、ワタナベが使ったそばからカメラの映らない方の第二シンクに突っ込んで山積みになった鍋や調理道具たちを、カメラが止まったら素早く洗います。

 

それも山の頂から順番に・・・ではなく、次の工程で使うであろう木べらやしゃもじ、トング!と言ったものを下から掘り起こして優先的に洗い、拭き、ワタナベの手元に戻します。

 

さらにカメラに映る方のシンクは、撮影の進み具合を見ながら、水滴がうつらないよう拭きあげます。

 

こういった事ははじめに事細かに指示があるわけではないので、回を追うごとにアシスタントなりに考えて動きます。

 

他には、ワタナベの鼻水が出たらティッシュを差し出し、ナレーション録りで舌が回っていなければお茶を手渡したり、カンペを出したり、声を出さずにニコニコして、ナッツカンパニーの主役であるワタナベが気持ちよく収録を終えられるよう大小数々の細やかなフォローをする、それがアシスタントの仕事です。

 

野菜を素早く美しく切ることなんて、それこそ最低限のことなのかも知れません。

 

思い出の錦糸卵。思い出の錦糸卵。

 

 

より良く円滑に仕事がまわるように、またワタナベの良さが少しでも光るようにと、見えない部分を支えようとすることが、業務の丁寧さや信頼につながると思っています。

 

 

お料理の撮影というのは鮮度命なので、撮影する直前にお料理が美味しそうな姿で撮影台にのぼるよう、時間を合わせて調理をおこなう必要があったり、とてもデリケートなんです。

こうした膨大な調理がある日も、なるべくスマートに終えられるよう、常に次の段取りを考えて調理の準備や、また同時に撤収準備もおこなっていきます。

 

 

食器洗いや野菜のカットは、たしかに誰でも出来る仕事かもしれません。

ですが、そこに思いやりや気配りをプラスして取り組めることは、誰でも出来ることではないと思うわけです。

 

単純なようで奥が深いアシスタント業務。

この仕事をスタッフ3名は「好きだ」と口を揃えていうのですから、みんな性格は見事に異なる3人ですが、こんな共通点があったからこそ、チームワークが生まれたんだろうと考えています。

 

 

さて今年も残すところあと100日ほどとなりました。

 

晴れやかな気持ちで新年を迎えられるように、今日も下準備バリバリ全開で突っ走ります♪

 

たまには真面目に語ってみました。

  1. カテゴリー:ナッツのニュース

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